東洋の真珠ことマレーシア・ペナン島に一人旅で行ってみた。
去年の10月頃、ふと思い立ってマレーシアに旅行をする事に決めた。
当然大学の授業がまだあるが、木曜日の深夜便〜日曜日の夜便で弾丸ツアーを無理やり組んだ。
というのも、マレーシアのペナン島にある”Malysia Sinse University”という大学に興味があり、こちらの大学の協定留学を使って行こうかと考えていたからだ。(結局、留学はしないことにしたのだが。)
ペナン島はクアラルンプールに着いて、さらに飛行機で1時間ほどの場所にある。感覚的には、東京から沖縄に行く感じだと思う。
海辺沿いの島でアクセスも良いため、マレーシアの有名な観光地となっている。
そのため、外国人のみならず現地の人も結構同じ飛行機に乗り合わせていた。
いざマレーシアへ
マレーシアは当然行ったことがなかったのだが、英語が通じるということでそんなに不安はなかった。
羽田空港から格安便のAir Asiaで7時間ほど。時差は1時間。地図上だと近いように見えるのだが、意外と遠い。
深夜便でエアアジアに乗ったわけだが、機内がクッソ寒い。
多分アジア圏の格安便はみんな共通だが、冷房をこれでもかというほどガンガンにきかせている。
しかも毛布のレンタルは有料ときたもんだ。でもあまりにも寒すぎたので一枚500円の毛布をレンタル。
アジア圏に行く時もし格安便を使うようならユニクロのたためるフリースを持っていくのをお勧めします。
ペナン島に降り立つ
クアラルンプールから乗り継ぎ途中で朝食のパクチー麺を食べたあと、飛行機に乗って約1時間で到着。
飛行機を降りるとそこは南国。空港も機内も寒かったからギャップがすごい。
この飛行機から降りて周りの景色を眺める瞬間がたまらない。
ペナン島の空港は飲食店が充実していた。予定を全く組まずに宿と航空券だけとってきたのでノープランだった僕はとりあえず昼食も兼ねて、カフェに入り、その後の予定を決めることにした、
カフェで注文したのはナシ・レマークというマレーシアの有名料理。日本で言うところの寿司くらい有名らしい。
空港内はもちろんFree wifi完備。Trip Advisorでペナン島の観光ランキングを見る。
上位ランキングに入る観光スポットはだいたいがジョージタウンに固まっている。僕が泊まる予定の宿もジョージタウンに位置しているので散策しながら周れそう。
空港内にはSIMカードショップが乱立しており、だいたいどこも値段は一緒。データ容量を選んで、注文すると、SIMカードのセッティングまで全部やってくれる。
ついでに外貨両替所もあるのでそこで両替もできる。レートもまずまず。
SIMカードも手に入れたので、空港からジョージタウンまではUberを使って移動。
アメリカのときもそうだったのだが、空港からUberに乗るとなぜだか面白いドライバーと巡り会える。
今回は、日本に子供がいてよく旅行しにくる、ビジネスにめっちゃ詳しい謎のおっちゃんだった。
ペナン島には日本企業が進出してて、組み立て工場やら会社やらが沢山あるらしい。
ペナンのことを聞きながら、なんで来たのか〜とかおきまりの話をしてる時、僕がマレーシアに留学を考えてる〜って話をしたら、大学内を回って案内してやるよ!って言ってくれた。
車で大学入れるのか?って疑問だったけど、このマレーシアサインズ大学はめちゃめちゃでかいらしく、学内を走るバスまであるらしい。
イメージ的には北海道大学みたいな感じ。
でっかいスタジアムとでっかいグラウンドとでっかい敷地。
敷地はでっかいんだけど建物の占有面積は意外と狭い、広い大学あるある。
ジョージタウンへ
そんなこんなで大学ざーと見せてもらって、宿まで送ってもらった。
おっちゃんありがとう。おっちゃんのおかげでこの旅の目的はだいたい達成できたよ。でもおっちゃんの英語汚すぎて半分くらいしか聞き取れなかったんだごめんよ。
今回の旅行の奮発ポイントは宿だったので、結構期待していった。
チェックインを済まそうと受付に行くとオシャレな喫茶店が。ここ宿の受付?って疑問に思いながらスタッフの人に尋ねてみるとちゃんと手続きしてくれた。
チェックインの手続きしてる時、
スタッフのおばちゃん「え、一人なの?」
僕「そうです」
スタッフのおばちゃん「君の部屋、めっちゃでかいよ笑」
なんか僕が予約した部屋はファミリーとか複数人向けのでかめの部屋だったらしい。
その部屋がこちら。(画像はトリップアドバイザーより引用)
マジででかい。ベッドがでかい。部屋がアジアンテイストでめちゃめちゃオシャレ。
トリップアドバイザーで3位くらいの宿だったんだけどやっぱり当たりでした!超オススメ!
しばらくホテルでくつろいでいるともう夕方。軽く外を散策してその日は終了。
宿についてるオシャレな喫茶店らしきところは夜はレストランになって、ディナーも食べれるとのことでそこで夕食をすます。
これがめっちゃうまい。
ちなみにこのレストランもトリップアドバイザー上位。2位くらいだったと思う。
食べた料理はこちら。香草ましましラーメン。かなりうまかった。
それに生絞りのフルーツジュースも注文。南国だけあってフルーツも超美味しい。
こんだけ豪華で一食あたり日本円に換算して1000円程度。ペナン行くならこの宿本当にいいですよ!
ジョージタウン観光ツアーに参加
この日は直前に予約した現地の観光ツアーに参加。
実は海外旅行で観光ツアーというものを使うのが初めてだった僕は若干緊張していた。
時間になると宿まで迎えに来てくれるらしいのだが、本当に来るのか?と不安だった。
約束の時間になると、ドアをノックする音がする。
ホテルのスタッフのおばちゃんが「なんかツアーの人きてるよ!」って知らせに来てくれた。
行ってみるとツアーの車がちゃんと来ていた。
車へ向う途中、
スタッフのおばちゃん「このツアーいくらだったの?」
僕「$20くらいだったよ」
スタッフのおばちゃん「高!それ相場より結構高いよ」
この時、日本で現地のツアーを予約するとやっぱり高く付くんだなと実感した。でも日本から予約した方が楽ではある。
ツアーの最初の目的地はペナンの博物館。歴史的な展示物がずらりと並んでいる。
マレーシアはマレーシア系・中華系・インド系の人種で構成されている多人種国家である。
実はその背景にこのペナン島が結構関わっている。
ペナンはその土地柄、重要な貿易拠点の役割を果たしており、以前はイギリスの拠点のして扱われていた。
なのでジョージタウンはその名残が残っており、建物は西洋風なのだ。
また、その貿易の際、中国も頻繁に出入りしており、そのまま移住してくる人も増えたらしい。なので、このペナン島は中華系の人の割合が結構高い。
そんなペナンの歴史をこの博物館では知ることができた。
英語でも解説が書いてあったので、英語が読めれば楽しめると思う。
というか、ガイドのおじいちゃんが解説してくれるのかと思いきや彼は博物館について入り口で手続きするとすぐに、「じゃあ入り口で待ってるから終わったら呼んで!」って行ってベンチに座って麻雀のゲームやっていた。
次に向かったのはコーンウォリス要塞。
ここもイギリス軍の遺産である。海洋拠点も兼ねていたペナン島に防衛用の要塞を作ったらしい。
海岸に向けて大砲がずらりと並んでおり、背の高い灯台が備え付けられてあった。
ガイドのおっちゃんが何やら色々と解説してくれた。でも途中から僕があんま理解してないことに気づいて、ガイドからカメラマンに転身。写真を撮りまくってくれた。
マレーシア行って気づいたのが年配の方の英語はマジで聞き取れないということ。比較的若い人となら特に訛りも感じなかった。
でもそりゃ日本語も同じか。
要塞に行った後は、クラン ジェッティーへ。
ドリアンアイスを売るアイス屋、土産品を激安で売る謎のお店、宗教上の理由で豚肉禁止のはずなのになぜかある豚骨ラーメン店。
そのラーメン屋はとにかくどんぶりがでかいことで有名らしい。ガイドのおっちゃんがめちゃめちゃおしていたので多分美味しいんだと思う。
こじんまりした場所だけど結構観光者が来ていた。
多分ここインスタ映えするスポットだと思うので、マレーシアでマレーシアっぽい写真撮りたいって人にはオススメ。
最後は土産屋巡りなんだけど、ここでこのおっちゃんがいかに強かかを思い知らされる。
初めに土産屋に行くと何やらおっちゃんが店主と話している。
全部聞き取れなかったけど多分「彼は日本人だから店を案内してやって!」みたいな内容だと思う。
日本人だからっていうのは、要するに金持ってるから接待すると買ってくれるよって意味なんだろうなぁ、、、
んで、店回ってると店員の人が一人ずっとついてきて、この商品はどうだ、これは美味しいからオススメだとか言ってくる。
この展開が予想できた僕は心の中で「No,と言える日本人になる」と固く誓っていたので、最初は断っていたんだけどあまりにも押しが強いのでついつい買ってしまう、、、
まあいっか、これでお土産は十分だなと思ったら、おっちゃんが「次行くで!」といい、次のお店に。
その後も続いたので、さすがにもう帰るといっておっちゃんに宿まで送ってもらってツアーは終了。
なんか結局結構買わされて、荷物多くなりすぎて持って帰れないので宿のおばちゃんにあげることにした。
個人的にこういうアジア系の店員さんの押しの強さとかツアーのおっちゃんの強かさとか嫌いじゃなくて、ATMにされてるってわかってても買いたくなっちゃう。
その他ペナン島での体験
極楽寺ケッロクシ
丘の上にそびえ立っている。なんかカンフー映画とかに出てきそうな雰囲気。
入場料はなし。階段を上っていくと、ペナン島の景色を一望できる。
ペナン植物園
こっちは植物園。トリップアドバイザーで上位にあったから行ってみたんだけど普通だった。
花畑は結構綺麗だったけど、野生の犬が歩いてて、その犬が後ろのトコトコついてきて怖かった思い出が強いのであんまりいいイメージがない。
Curry Paff
帰りの空港でなんとなく朝食に食べたカリーパフがものすっごい美味しかった。
外側はミートパイよりサクサクで、中身はカレーで炒めたひき肉が詰まっている。
マレーシアに行ったらぜひ食べてみてほしい。
ペナン島についての感想まとめ
総評 ★★★★☆
宿 ★★★★★ 食事 ★★★★★ 観光 ★★☆☆☆
宿と食事には大満足!
香草とか使ってるものが多いからマレーシアの料理は好みが分かれるかもしれないけど、そういうの平気な人なら絶対楽しめると思う。
宿に関しても、ペナンは物価が日本よりもはるかに安く、だいたい三分の一くらいなので安くいい宿に泊まれると思う。食事に関しても同じ。
ただ観光スポットに関してだけはちょっともの足りなかった。
ペナンは観光しに行く!ってよりも美味しい食事とオシャレな宿でゆったり休むバカンス的な旅行がいいと思う。