これから大学生になる人へ。大学で友達を作るためには”どういう人と友達になりたいのか”考えておいたほうがいい。
季節は春。春は出会いと別れの季節。
大学入試が一通り終わって、結果も分かって、手続きも終えて、そろそろ入学式が始まるころだろう。
これから始まる新キャンパスライフを迎えるにあたって、「友達ができるのか?」、「授業についていけるのか?」、「サークルはどこ選べばいいのか?」とか不安が出てくる頃。
でもやっぱり、万人共通して一番不安なのはやっぱり”大学で友達ができるかどうか”だと思う。
僕自身もどうせなら大学で沢山友達を作って、楽しく過ごしたいと思ってた。だから、スタートダッシュをきるために大学入学時はとにかく行動しまくった。
同級生に聞いても、大体みんな同じ回答をする。
「友達作るために入学式前にSNSで交流はかったよ。」とか、
「新歓の時期にとにかくクラスのやつに声かけまくった。」とか。
たぶん、僕らがやってたのをまとめているが上の記事。大学入った人はこういうの一回は見たことあると思う。
ただ、この方法で作った友達は大方、疎遠になる。いわゆる、ヨッ友になるのだ。
なぜヨッ友は生まれるのか?
ヨッ友とは?
ヨッ友
街中などで遭遇したら「よっ」と軽く挨拶を交わすが、それ以上の付き合いはない、という程度の友だち関係を指す俗な言い方。特に大学生の学内生活の話題において言及されやすい
恐らく、このヨッ友というのは、どういう人と友達になりたいのかを考えずに、とりあえずコミュニケーションを取ってみたことから生まれているのだろうと思う。
もちろん例外はある。僕が入学時に友達になった人の一部は、今でも仲がいい。
ただ、入学時に手当たり次第に声をかけたのが100人いて、そのうち仲良くなれたのは10人くらい。90人はヨッ友だ。
入学時は、とにかく孤立したくない一心でやたらめったら声をかけてたからこうなった。
別にそれもいいんだけど、もうちょっと効率的にやれないかと思って色々考えてみた結果、原因はターゲティングをしていないことなのではないかと考えた。
ターゲティングとは?
ターゲティングとは、マーケティングを行う際に使う考え方で、要するに”自分が売りだす製品・サービスなどのお客さんがどういう人か決める”ということだ。
それをターゲティングという。
今回の話では、”自分がどういう人と友達になりたいのかターゲットを決める”ということだ。
マーケティングでいえば、自分自身が商品というわけだ。
戦略的に人間関係を構築しようと思ったら自分の売り出し方を考える必要がある。
僕自身も大学入学時、そうだったのだが、「友達が欲しい!」とは思っても、「こういうタイプの友達が欲しい!」とはあまり考えていなかった。
誰とでも仲良く、ストレスフリーに楽しく付き合える人は別として、多くの人は自分が仲良くできる友達とそうでない人の区別があると思う。
今まで、仲良くしてきた人達の性格や傾向を考えて、そこから共通点を割り出し、「自分が合うのはこういうタイプだろう。」と決める。
そのタイプの人達に絞って、積極的にアプローチしていくと上手く友達が作れる可能性が増えるのではないだろうか。
人との付き合いは年齢を重ねるほどターゲティングする必要性が出てくる
小学校・中学生のうちは、喧嘩もできた。衝突することでお互いを理解しあえた。
男性であれば、お互いバカなことをして、遊んでいくうちにその人の良いところ・悪いところが見えてきて、何となく友達を作ることができた。
周囲の人の話を聞いてみても、小学生や中学生の頃の友人とは本当に気兼ねなく遊べる、付き合えると聴くことが多い。
良い人間関係は、衝突の末に生まれる。
男性限定かもしれないが、ほんとうに子供のころは、「嫌われないように行動しなきゃ…」とか考えずにガンガンぶつかっていくからこそ、彼らとは長く親友でいられる。
だが、人は年齢を重ねるうちに賢くなる。
高校生くらいになると、衝突は極力回避しようとし、相手がどういう人物なのか見極める力が徐々についてくる。
つまり、無意識のうちにターゲティングをし始め、「この人とは合わないな…」と思ったら上手いこと距離を置くことができ、「大人な対応」ができるようになるのだ。
体感だが、その能力は20~22歳ごろに発達してくる。
つまり、大学入学時、18~20歳の頃に、ターゲティングを意識的に行うことができれば一歩リードして、コミュニケーション能力を発揮することができるかもしれない。
友達を作るために相手のニーズも考えてみる
ターゲティングの話は分かった。でも、実際に話してみるまでその人がどういう人かわかんないじゃん!という疑問はもっともだ。
でも、その絞ったタイプの人がどう行動するのかとか、どういうサークル入るのかとかはある程度分かると思う。
例えば、僕の場合、大学に入ってとにかく個性的な人達とコネクションが作りたかった。
飲み会したり、オールでカラオケしたりする友達もいてほしいが、色々な分野に精通している人と沢山つながって、その人達から自分の知らない話や情報を聞きたかったのだ。
例えば、デザインにめっちゃ詳しい人とか、プログラミング大好きな人とか、マーケティングめっちゃ詳しい人とか、Youtuberやってる人とか、何か一芸を持ってる人。
大学には本当に色々な人がいるので、そういう個性あふれる人とつながりができたらいいなーくらいに考えてた。
だから、勉強系のサークル入ったり、変な学生団体入ったり、英語の上位クラスの授業に参加したりして、何だかんだそういう個性的な友達が増えていった。
そして、友達を作る過程で、個性的な友達を作るためには、自分も個性的で合ったほうがうまくいく事に気づいた。
個性的な人は、個性的な友達を求めている割合が高かった(体感)。
そういう理由もあって、文系Webエンジニアとして僕は自分の特性を磨いていった。
意外とこれが功を奏して、Webエンジニアってことでプログラマーの集いみたいなイベントで知り合えた人も結構いた。
こういう事やってます!っていうと興味をもってもらえたりして、そこから話をしていくうちに友達になれた。
大学生だけに留まらず、社会人の人とも話しやすくなって、いろんなコミュニティに参加させていただいたりもした。
別にエンジニアじゃなくても、 「自分はこれやってます!こういう事得意です!」ってのがあると興味を持ってもらえやすいかも。
鍛えておくと一目置かれる(かもしれない)大学生スキル
どの相手のニーズにも大体通用しそうなスキルがこの辺。
これを鍛えておくと興味を持ってもらいやすく、一目置かれる存在になれる可能性がある。あくまでも可能性。
1、プレゼンテーションが上手い
「自己紹介」、「授業の発表課題」、「サークルの勧誘・紹介」、「ゼミの発表」etc。
プレゼンテーション能力は大学生活のあらゆる場面で発揮できる。
そして、できる人は必ずといっていいほど一目置かれる。
自信に満ちた姿で壇上に立ち、予め準備してきたスライドを立ち上げ、ウィットを聞かせたアイスブレイクを交えて発表する姿は、大学生だけに留まらず社会人にも受けるらしい。
プレゼンテーションは”失敗と成功”がハッキリと分かれて出てしまう。
当然、失敗すれば評価は下がるか、変わらないかのどちらか。
だが、成功すれば間違いなく評価は上がる。
幸運なことにプレゼンテーション能力は鍛えれば誰でもある一定ラインまでは比較的容易に伸びる。
授業開始まであと10日ほどだろう。実際にプレゼンする機会は、「自己紹介イベント」があるので、10~20日後ぐらいだろうか。
集中的にやれば十分間に合う。やらないのとやったのでは大きく違いが出る。今後のためを考えて、ぜひプレゼンテーションについて勉強してみてほしい。
おすすめの参考書はこちら。プレゼンテーションに必要なテクニックが体系化されており、非常にためになる。
2、機械に強い
もしかすると、こっちは文系大学限定かもしれない。
僕も入学してから驚いたのだが、以外とパソコンを上手く扱えない、役に立つツールやソフトウェアを知らない、という人が多かった。
話を聞いてみるとどうも、調べ物や簡単な作業であればスマートフォンを使ってできてしまうため、今までノートPCやデスクトップPCなどにはあまり触れてこなかったらしい。
だが、大学に入るタイミングでノートPCを購入し、購入したはいいが使い方がわからない!という人が結構いた。
「パソコン使えるなんて当たり前じゃないか!」と思う人達もいると思うが、使ってなければ分からないのもうなずける。
基本的なノートPCの使い方、ソフトウェアのインストール方法、ネットブラウンジングの際に使える便利なツール等をおさえておくだけでも、分からないことを聞かれたときアドバイスできるようになるだろう。
プラスアルファで、エクセル、パワーポイントなどを使いこなせれば授業でのレポートや発表の時に活躍できる。
イラストレーターやフォトショップを使えるようになれば、サークルのポスター作成などもできるようになるので、自然と頼られることは増える。
もし、それらについて勉強したければ以下の本がオススメ。
おわりに
友達を作るための方法なんて大げさなものではないが、自分がどうやって友達を作っているのかを一度分析してみた。
僕は生まれもってのコミュニケーションがあまり高くなかったため、どうすれば友達ができるのかをこんな風に結構考えなければいけなかった。
元々、自然に友達が作れてしまうのであれば、この記事は残念ながらあまり参考にならないかもしれない。
だが、もし友達を作るのに悩んでいるのであればぜひ参考にしてみてほしい。